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​ご挨拶

 昨年の広島大会に続き、第二回一般社団法人日本COG-TR学会学術集会を大阪で開催いたします。なかなか収束が見えない新型コロナウイルス感染症ではありますが、コグトレの学びをさらに充実させるため、ご視聴いただく環境を工夫しました。

 まず、会場参加は、新型コロナウイルス感染症の状況で入場人数を調整してまいります。会場では、感染症対策に万全を期して取り組みます。

 次に、ZOOMでのライブ配信は、昨年同様実施いたします。ご参加いただく皆様の状況によっては、ZOOM参加を希望される方も多いです。できるだけ会場の雰囲気をお伝えできるよう、準備してまいります。

 さらに、学術集会当日はどうしても参加が難しいという場合にも対応できるよう、オンデマンド配信も企画しました。コグトレのさらなる学びを共有したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 さて、第二回学術集会のテーマは、「コグトレで自己効力感を高める~包括的支援でスパイラルアップ~」です。指導者・支援者としてコグトレに関わる方が目指すものであり、日々感じているものです。学術集会で、取り組みを共有し、指導者・支援者も次のステップに進めることを期待しています。

 今回、特別講演を木村泰子先生に「みんなの学校をつくるために~コグトレの有効性~」のお話をしていただきます。木村先生は、元大阪市立大空小学校の初代校長先生です。「みんなの学校」を目指し、学びあい育ちあいで主体的な学びを学校全体で実践されました。ご依頼申し上げた際に、「当時にコグトレがあったら…。」とおっしゃっていただきました。

 

 コグトレにつながる子どもとの関わり方、指導者・支援者としての在り方等、たくさんのことを学ばせていただきたいです。

 また、教育講演は梅花女子大学の伊丹昌一先生に、「適応行動に導く対応法」のお話をしていただきます。伊丹先生は、ソーシャルスキルトレーニングやペアレントトレーニングにも精通されており、困っている子どもへの関わり方を的確にお話しいただきます。そして、学会幹事青山芳文によるミニレクチャー、学会理事による指定演題および一般演題発表を予定しています。

 コロナ禍で、人との交流が減り、家の中で過ごす時間が多かった2年間。運動面、学習面、社会面、すべてを包括的に育てることのできるコグトレを今こそ積極的に取り組まなければならないと誰もが思っていることと思います。

 今回の学術集会を通じて、多くの知識を得ながら、日々コグトレに取り組まれる皆様の新たな実践につながることを期待しております。多くの皆様の参加をお待ち申し上げています。

井阪先生 写真.jpg

(一社)日本COG-TR 学会第二回学術集会会長
井阪幸恵

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